「辛来飯」の銀座カレー店、６６

pso2 rmtそして今年７０歳を迎えたのを機に、店をたたむ決心をした。　同店は１０年前に亡くなった先代の柳田嘉兵衛さんが、終戦翌年の１９４６年、銀座の焼け野原で、進駐軍から仕入れたコーヒーを出す喫茶店として始めた。先代の遊び心満載のメニューも評判で、カレーライスを「辛来飯」（からいらいす）と表したり、ご飯の量を京浜東北線の駅名にかけて大井（多い）、大森（大盛り）、蒲田（その先）などと書いたり。　店内は、カウンター３席にテーブル四つ。「一度食べると病みつきになる」と、多くのファンを生んだ。数年後、カレーをメニューに加えると、まだ食糧難の時代だったこともあり、たちまち人気を呼んだ。嘉兵衛さんがかつて映写技師だった縁で、俳優の田中絹代さんや佐田啓二さんら、多くの著名人にも愛された。　しかし、昨年の東日本大震災後、宮田さんは、老朽化と地盤沈下が進む店舗で営業を続けることに不安を覚え、「いつかは決断しなければいけない」と考えるようになった。　野菜と果物をミキサーにかけてじっくり煮込んで作るルーは独特の風味があり、ご飯と一緒に口に運ぶと、辛さの中に野菜の甘みがじわりと広がる７月に入って閉店の知らせを店内に貼り出したところ、口コミで情報が伝わり、かつての常連客が沖縄からも駆け付ファンタシースターオンライン2 RMTけた。（2012年7月20日18時13分??デイリー新聞）。「やめないで」といった声の一方、「継がせてほしい」と申し出る客もいるという。特別なことはせず、最後の日もいつも通り、「ありがとうございました。行ってらっしゃい」と客を送り出すつもりだ。　宮田さんは「店をたたんだ後のことはまだ決めていないが、おじいちゃん（先代）が作り上げた辛来飯の味を残せる方法を考えたい」と話す。（大沢帝治）。娘を連れて来店した客が、「お父さんの青春時代の場所だよ」と語りかける姿も目にしたという。惜しまれながら店をたたむ宮田博治さん妻?美佐子さんと二人三脚で先代の味を守り続けてきた＝片岡航希撮影　トタン囲いの木造店舗で昔ながらの味を守り続けてきた東京都中央区銀座２のカレー店「ニューキャッスル」が、建物の老朽化を理由に、今月いっぱいで６６年の歴史に幕を下ろす。　戦後間もない時代から人々のおなかを満たしてきた老舗の閉店を惜しむ声は絶えず、２代目店主の宮田博治さん（７０）は「こんなに愛してもらえてありがたいが、静かに終えたい」と話している。店を継いで分かったのは、先代の味がいかに大Phantasy Star Online2 RMT勢の記憶に刻まれているかだった。　嘉兵衛さんが８１歳になった１９９５年、娘婿の宮田さんは会社を辞めた