2012年12月24日星期一

バッグスタイルが様になる

バッグスタイルが様になる

足カセがあれば遠くへ行けない。目的地に着いたとしても、そこへ何のために来たのかわからなくなるほど疲れてしまうだろう。CM界気鋭のクリエイティブディレクター・箭内道彦氏が上梓した、『サラリーマン合気道』(幻冬舎刊)をご存知だろうか,カバル RMT。熱血ビジネスマンの信念を根底から揺るがす、ある種画期的なビジネス書と言ってもいい秀作だ。そのサブタイトルが今回のテーマのヒントにもなった、“「流される」から遠くに行ける”、である。何かとストレスの多いジェットセッターたち。合気道的「流れる」バッグ=トローリーこそ、成功への近道となる、と断言したい!

“ジェットセッター”の本当の意味をいうなら、「プライベートジェットで、仕事やプライベートでも世界を飛び回るお洒落でリッチな人々」である。しかし我々は、そんな文字通り「地に足のつかない」人々を目指し、24時間仕事を謳歌しているわけではない。昨年11月に行われた、米自動車ビッグ3(GM、フォード、クライスラー)の各首脳陣と米下院金融委員会が融資をめぐる公聴会を行ったのを覚えているだろうか。その日、ビッグ3の首脳陣はワシントンにそれぞれプライベートジェットで乗り付けたそうだ。コレに対し民主党のアッカーマン議員が皮肉り、委員会側が立腹したのは結構話題のニュースとなった。戦後最大の不況下のアメリカ。2009年1月の段階でも、1ドル=90円台前半の時代である。経営再建の具体案も提示できず、ただ金額要求するだけの天空人たち。経営が苦しいといいながらも、自らの生活を慎ましやかにする気もなく、社員をリストラすればいいやと考える彼らこそ、悲しいかな“ジェットセッター”である。ちなみに東京でプライベートジェットに乗り込む方法は……。成田ではなく羽田空港でOK。しかし、羽田とはいっても空港ビルではない,Lineage2 RMT。友人の場合、第2旅客ターミナル隣の羽田エクセルホテル東急に集まり、チェックを受け、バスへ乗り込む。バスは10分ほどで小型機専用滑走路に。バゲッジを預け、ゲートでチェックを受け、遠くのボーディングスポットまで移動させられる余分な手続きと時間はまったく必要ない。空港から次の空港まで、全幅の信頼をおいて客人としてもてなしてくれる。バッグを自分で持つ必要もなく、当然トローリーを転がしたこともないだろう。一般の方々とは、全く違う世界に生きる“オールドジェットセッター”たちの時代は、ある意味終わりではないだろうか。この上下の距離が、この不況を生んだようにも思えるのだ。目指すは“ニュージェットセッター”。空港でのチェックイン、チェックアウトの苦悩を知りながらもファーストクラスやビジネスクラスに乗り、できる限り時短と快適を求め世界を行き来するビジネストリッパーを目指したい1月のアメリカ、J・F・ケネディ空港では、実にトローリーで空港ラウンジを行きかうビジネスマンが非常に増えているのを目の当たりにした。30インチ近い大型のトローリーを預けるものもいれば、機内持ち込み用を転がすビジネスマンも多く、トローリーが縦横無尽に交錯する。足カセとなるバッグにこだわり、流れるように移動できるトローリーを自ら引く「24時間仕事バカ!」が急増中だ。そこには、地に足が着きながらも合理性を求める、良質な心が宿っているようにも思えるのである。
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